ORTHODONTIC
矯正歯科
矯正歯科では、歯並びの悪さや、不正咬合(出っ歯などの好ましくない噛み合わせ)を改善する治療を行っています。
歯列の乱れや不正咬合があると、食事がしにくいうえにケアもしにくくなります。
また、噛み合わせや歯並びによっては歯を失うリスクが上昇することもあり、
その場合は矯正治療は見た目を良くするだけでなく、健康のためにも役立ちます。
歯並びの矯正を受けるメリット
矯正治療の目的として、「歯並びを良くして見た目を整えたい」と来院される方が多くいらっしゃいます。審美的な目的ももちろんですが、1番大切なことは「噛み合わせを良くする」ことです。
歯並びを整え、噛み合わせを良くすることでどのようなメリットがあるのでしょうか?
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01
自信を持った笑顔
歯は対面して会話する人に見られやすい部位なので、歯並びが悪いことをコンプレックスに感じる方もいらっしゃいます。歯並びを改善することで自信を持って笑顔を作ることができるようになります。
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02
歯が磨きやすくなる
矯正治療によって歯並びが良くなると、歯ブラシの毛先がすみずみまで届きやすくなって歯磨きの効率が上がります。
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03
会話や食事が快適に
歯並びや噛み合わせが悪いことで、食べ物をうまく咀嚼できない・発音がしづらいという方もいらっしゃいます。
歯列矯正を行うことでこのような悩みも解決できることがあります。
このような歯並びの乱れはないでしょうか?
出っ歯(上顎前突)
上の前歯が下の歯よりも、前方に大きく出ている状態です。指しゃぶりや前歯の裏側を舌で押す癖など、口腔習癖によって出っ歯になるケースがあります。
受け口(下顎前突・反対咬合)
下の歯が上の歯よりも前方に出てしまい、噛み合わせが反対になっている状態です。遺伝による影響を受けている症例が多い傾向にあります。
八重歯・乱杭歯(叢生)
歯が大きく顎が小さい患者さんに多い症例です。歯がでこぼこに並んでいるので、歯ブラシの毛先が届きにくい傾向にあります。結果的に磨き残しが増えやすく、歯に汚れが付いた状態が持続すると虫歯や歯周病に罹患するリスクが高まります。
すきっ歯(空隙歯列・正中離開)
歯と歯の間に隙間がある状態です。すきっ歯と呼ばれますが、前歯の真ん中に隙間がある場合は正中離開といいます。
当院の矯正歯科治療
当院の矯正歯科では幅広い要望、年齢層、症例に対応しています。
顎全体のバランスを考えた、「全顎治療」に加え、 「全体(全顎)矯正だと時間もかかりそうだから、前歯の気になるところだけ整えたい。」「「ちょっとしたすきっ歯だけキレイにできないかな?」というニーズにも対応した「部分矯正」も承っています。
部分矯正は歯並びの一部だけ気になってしまう箇所に施す歯列矯正です。
お悩みの方はぜひご来院ください。
Point!矯正歯科はいつから始めたらいいの?
矯正歯科では「子どもの歯並びが気になっているが、何歳くらいから矯正を始めるべき?」という質問をしばしばいただきます。基本的には永久歯が生え始める6歳前後で治療を開始することが多いですが、お口の状態によって早く始めた方が良い場合もあるので、気になったらぜひご相談ください。
第Ⅰ期矯正(小児矯正)
主な目的は、「顎のバランスを整えること」です。顎の適切な成長を促し、上下の永久歯が正しい噛み合わせになるよう、お子さんの体の成長に合わせて矯正を行います。
第Ⅱ期矯正
主な目的は「歯並び・噛み合わせの改善」です。基本的には永久歯に生え変わった12~13歳以降に始めます。成人矯正と同じ装置で歯並びを整えていきます。
当院では幅広い年齢層の方々がお越しになります。小児矯正、成人矯正、どちらのご相談も承っておりますので、お気軽にご来院ください。
小児矯正で扱う矯正装置
小児矯正を行うと、あごの成長を利用して、歯並びを整えるために必要なあごのスペースを無理なく確保することができます。
使用する矯正装置は症例によって異なります。お子さんや親御さんのご要望もできるだけ踏まえて選定を行います。
T4K
小児矯正で使用する取り外し式のマウスピース矯正装置で、素材には軟質ラバーを使用しています。一定時間装着することで、お口の周辺の筋肉を適切に発達させてくれます。
筋肉の正しい成長を促すことによって、あごのバランスが良くなる、歯並びや顔貌が整う、発音もしやすくなるなどの効果があります。
- 費用
- ¥330, 000(税込)
- 治療回数
/期間の目安 - 6回前後/6ヶ月~12ヶ月(その後の保定期間は場合によります)
Merit メリット
- 幅広い症例に適応できる矯正装置です
- 装着することで、舌の位置を適正に誘導します
- 舌で歯を押すなどの悪癖を是正し、その結果歯並びを整えます
- 口呼吸をしていても、無理なく鼻呼吸に誘導できます
- 取り外しが簡単なので食事や歯みがきの際のストレスがありません
Demerit デメリット
- 成長によって後戻りが起こる可能性があり、再治療が必要となる例もあります
- 治療を始めてから少しの間は痛みを感じることがあります
- 効果を得るためには、日中最低1時間と就寝中の装着が必要です
ムーシールド
反対咬合(下顎前突、または受け口)の矯正に適したマウスピース型の装置です。ムーシールドを装着すると、お口の周辺の筋肉が適切に発達します。その結果としてあごの形状が良くなり、歯並びを整える基礎を形成できるのです。
- 費用
- ¥165,000(税込)
- 治療回数
/期間の目安 - 6回前後/6ヶ月~12ヶ月(その後の保定期間は場合によります)
Merit メリット
- 抜歯や外科手術をせずに反対咬合(受け口)の改善ができます
- 痛みが少なく、装着は就寝中と起きている間数時間だけなので、ストレスが少ない方法です
Demerit デメリット
- 健康保険の適用外になります
- 成長によって後戻りが起こる可能性があり、再治療が必要となる例もあります
- 反対咬合に向いた治療法であり、他の咬合状態には適しません
表側ワイヤー
表側ワイヤー矯正はマルチブラケットという金属の矯正装置を歯の表面に取り付け、間にワイヤーを通して、歯を正しい位置へと動かしていく方法です。一般に矯正と聞いて多くの方がイメージする治療となります。見た目に難があるものの、歴史ある治療法なのでさまざまな難症例にも対応可能です。
- 費用
- ¥800,000~1,040,000(税込)
- 治療回数
/期間の目安 - 20~38回目安/18ヶ月~36ヵ月(その後の保定期間は場合によります)
Merit メリット
- 細かな調整が効き、様々な症例に対応可能です
- 最も歴史のある矯正方法の一つで、実績が多いため安心できます
Demerit デメリット
- 健康保険の適用外になります
- 表側についている以上、どうしてもワイヤーとブラケットが目についてしまう場合があります
固定式の器具
(急速拡大装置・リンガルバー・パラタルアーチ等)
固定式の器具は、奥歯に器具を固定する装置です。お口の形状に適した固定式の器具を使用します。
- 費用
- 片顎¥50,000(税込)
- 治療回数
/期間の目安 - (急速拡大装置)4~6回/3~6ヶ月
Merit メリット
- 着脱する必要がありません
- 器具によっては上顎の成長をある程度コントロールすることができます
- 器具によっては歯を動かすスペースを得るための抜歯を回避しやすくなります
Demerit デメリット
- 健康保険の適用外になります
- 違和感と痛みを感じる場合があります
成人矯正で扱う矯正装置
マウスピース矯正(インビザライン)
「目立たない矯正治療をしたい」「なるべく痛みを抑えて治療したい」などのご要望にお応えするのがマウスピースを用いた矯正方法です。透明なマウスピース型の矯正装置なので、装着していても周りから気づかれる心配もありません。また、食事の際に取り外せることから、清掃面にも優れています。現在世界中で多くの方々に支持されています。
- 費用
- ¥880,000(税込)
- 治療回数
/期間の目安 - 8~14回目安/18ヶ月~36ヵ月(その後の保定期間は場合によります)
Merit メリット
- 透明のため治療中と気づかれにくいです
- 取り外しができ、ケアがしやすい矯正装置です
- 通院回数が少なくて済みます
- ワイヤーとは歯の動かし方が違うため、マウスピースの方が歯を動かしやすい場合もあります
Demerit デメリット
- 健康保険の適用外になります
- 症例によっては使用できない場合があります
- 1日の中で長時間装着していただく必要があります
表側ワイヤー
ワイヤー矯正はマルチブラケットという金属の矯正装置を歯の表面に取り付け、間に金属のワイヤーを通して、歯を正しい位置へと動かしていく方法です。一般に矯正と聞いて多くの方がイメージする治療となります。見た目に難があるものの、歴史ある治療法なのでさまざまな難症例にも対応可能です。
- 費用
- ¥800,000~1,040,000(税込)
- 治療回数
/期間の目安 - 20~38回目安/18ヶ月~36ヵ月(その後の保定期間は場合によります)
Merit メリット
- 細かな調整が効き、様々な症例に対応可能です
- 最も歴史のある矯正方法の一つで、実績が多いため安心できます
Demerit デメリット
- 健康保険の適用外になります
- 表側についている以上、どうしてもワイヤーとブラケットが目についてしまう場合があります
部分のマウスピース矯正
前歯の一部だけか歯並びが気になる・・・などという方に向け部分矯正にも対応しています。
部分矯正を行うためのマウスピースを製作し、矯正治療を行っていきます。
- 費用
- ¥150,000~500,000(税込)
- 治療回数
/期間の目安 - 5~22回目安/6カ月~1.5年(その後の保定期間は場合によります)
Merit メリット
- 歯の一部だけを矯正するには効果的です
- マウスピース型なので、取り外しができ衛生的です
- 透明なので治療中なのが気付かれにくくなります
- 金属を使わないため、アレルギーの心配がありません
Demerit デメリット
- 健康保険の適用外になります
- 部分的な歯並びの矯正には向きますが、歯並び全体のバランスを調整することはできません
- ある程度の時間装着していないと効果を感じにくい場合があります
矯正歯科治療の流れ
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01
問診・精密検査
矯正治療を行うために必要な検査を実施します。内容としてはレントゲン写真・口腔内写真・顔貌写真の撮影や咬合状態の確認を行います。また、この段階で虫歯や歯周病の有無も確認します。そして不安やお悩みをお伺いし、治療に望まれることを確認します。
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02
診断・カウンセリング
検査の結果を踏まえて診断を行い、どのような治療が適しているかを提案します。その際に治療期間や費用についてもていねいにご説明します。その場で決定しなくても大丈夫ですので、しっかりご検討下さい。
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03
矯正治療開始
治療プランに沿って矯正を開始します。治療開始に当たってはていねいに説明しますが、わからないことがあれば随時ご確認ください。長い期間を要する治療なので、納得しながら進めることが重要です。
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04
保定期間
歯並びが整っても、しばらくは歯が元の位置に戻ろうとするため、それを防ぐために保定期間が必要です。また、お子さんには永久歯への適切な生え変わりを促す装置や、あごの成長を助ける装置を提案することがあります。
矯正後も定期的な通院を
歯並びが整い、保定期間を終えたら「ようやく通院から解放される」と安心されることと思います。しかし当院では、せっかくきれいにした歯を虫歯や歯周病から守るために、定期的に通院してプロフェッショナルケアを受けることをおすすめしています。